【プロジェクトの概要】
神戸・三宮から南進した臨海部の敷地約2・7㌶を複合開発する。神戸市が開発事業者を公募し、17年10月に住友不動産などが選ばれた。日本初の360度水槽を配した大人向けアクアリウムなどが入る文化施設棟や、BMWワールドミュージアムなどの業務・商業棟2棟、住宅棟2棟(計700戸)などを整備する。総事業費は約460億円を見込む。
計画名 | 新港突堤西地区第1突堤基部再開発事業 |
用途 | 共同住宅、事務所、店舗、展示場、駐車場 |
事業主 | 共同住宅1(5工区)=住友不動産・関電不動産開発 共同住宅2(8工区)=住友不動産・関電不動産開発 事務所・店舗・展示場・飲食店棟(7工区)=デカンショライオン 文化施設棟(3工区)=合同会社AQUART神戸 事務所・商業棟(4工区)=フェリシモ 駐車場棟(6工区)=合同会社AQUART PARK神戸 |
設計会社 | 共同住宅1=前田建設工業 共同住宅2=前田建設工業 事務所・店舗・展示場・飲食店棟=IAO竹田設計 文化施設棟=大成建設 事務所・商業棟=石本建築事務所 駐車場棟=内藤ハウス |
工事会社 | 共同住宅1=前田建設工業 共同住宅2=前田建設工業 事務所・店舗・展示場・飲食店棟=日本建設 文化施設棟=大成建設 事務所・商業棟=錢高組 駐車場棟=内藤ハウス |
建物階数 | 共同住宅1=地下1階地上27階建て塔屋2層(347戸) 共同住宅2=地下1階地上27階建て塔屋2層(353戸) 事務所・店舗・展示場・飲食店棟=10階建て 文化施設棟=地下1階地上4階建て 事務所・商業棟=8階建て塔屋1層 駐車場棟=6階建て(502台) |
建物最高高さ | 共同住宅1=99・99㍍ 共同住宅2=99・99㍍ 事務所・店舗・展示場・飲食店棟=51・99㍍ |
建物延床面積 | 共同住宅1=3万7067平方㍍ 共同住宅2=3万6593平方㍍ 事務所・店舗・展示場・飲食店棟=1万1365平方㍍ 文化施設棟=7283平方㍍ 事務所・商業棟=8548平方㍍ 駐車場棟=1万1935平方㍍ |
建設地 | 神戸市中央区新港町71-1ほか |
敷地面積 | 2万6745平方㍍ |
工事期間 | 共同住宅1=19年11月中旬~23年1月中旬 共同住宅2=20年5月中旬~24年9月下旬 事務所・店舗・展示場・飲食店棟=19年9月初旬~20年12月下旬(21年春ごろ開業) 文化施設棟=20年1月中旬~21年5月末(21年秋ごろ開業) 事務所・商業棟=19年9月初旬~20年12月末(21年1月中旬開業) 駐車場棟=19年11月初旬~21年2月 |
注記 |
【ツインタワーマンションの外観イメージ】
【文化施設棟「神戸ポートミュージアム」の完成建物イメージ】
【プロジェクトの場所】
民間倉庫や事務所、駐車場などとして使っていた敷地を開発する。建物に合わせて歩道や地上デッキ、緑地広場なども整備する。
【予定テナント】
・文化施設棟「神戸ポートミュージアム」=1階はポトマックが運営するフードホール「トゥース マート フードホール&ナイトフェス」と、GLIONグループのモトーレン阪神が運営するクラシックカーミュージアム「GLION CLASSIC CAR MUSEUM(仮称)」、2-4階はアクアメントが運営するアクアリウム「アトア」。水族館「アトア」は「劇場型アクアリウム」を基本コンセプトとし、水槽を核とした舞台美術やデジタルアートの演出による、都市と共存する次世代エンターテイメント施設。
【脚注】
・21年1月20日=フェリシモが本社移転 三宮から新港突堤西地区に(神戸新聞)
・20年11月26日=販売活動を本格化/神戸市中央区のツインタワーマンション/住友不動産と関電不動産開発(建設ニュース)
・20年11月26日=神戸開港150年記念プロジェクト 住・商・遊一体の大規模複合開発エリア内に誕生するツインタワー『ベイシティタワーズ神戸』始動(住友不動産、関電不動産開発)
・20年10月25日=神戸のウオーターフロントに集客施設を整備 万博開催の2025年オープンを想定(神戸新聞)
・20年10月17日=神戸港のアクアリウムは21年秋に開業、水槽を核に舞台美術やデジタルアートで演出(未来の地図)
・20年9月6日=神戸・臨海部の複合再開発、先行するオフィス・商業ビル2棟が躯体現す(未来の地図)
・19年6月27日=文化施設棟は20年1月中旬に着工/新港突堤西地区第1突堤基部の複合再開発/AQUART神戸(建設ニュース)
・19年2月1日=駐車場棟は11月に着工/新港突堤西地区第1突堤基部の複合再開発/AQUART PARK神戸(建設ニュース)
・18年12月5日=業務・商業棟は19年9月に着工/新港突堤西地区第1突堤基部の複合再開発/デカンショライオン(建設ニュース)
・18年11月15日=高層分譲マンション2棟は19年10月に着工/新港突堤西地区第1突堤基部の複合再開発/住友不動産と関電不動産開発(建設ニュース)
・18年10月29日=19年4月中旬に着工/国交省が民間都市再生事業計画に認定/住友不動産ほかの新港突堤西地区第1突堤基部再開発事業(建設ニュース)
・18年10月23日=民間都市再生事業計画(新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業)を認定(国土交通省)
・18年10月12日=新本社ビルは19年9月初旬に着工/新港突堤西地区第1突堤基部の複合再開発エリアに /フェリシモ(建設ニュース)
・17年10月29日=神戸港に商業施設や博物館 再開発事業、来年着工へ(朝日新聞)
・17年10月26日=文化施設棟、業務・商業棟2棟、住宅棟2棟など460億円かけて整備/住友不動産グループを神戸市が選定/新港突堤西地区3・4㌶の再開発(建設ニュース)
・17年10月26日=新本社ビルを計画、19年6月に着工/新港突堤西地区第1突堤基部の複合再開発エリアに/フェリシモ(建設ニュース)
・17年10月26日=新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業 優先交渉権者の決定(神戸市)