【大阪】IMW計画((仮称)医誠会国際総合病院新築工事)〈20/10/07更新〉


【プロジェクトの概要】

大阪市が大阪・扇町の市有地を売却し、ヒューリックを代表とするグループが国際医療、文化創造、交流促進の3機能で構成する複合施設を整備する。ビルの上層部は医誠会が運営する医療ツーリズムにも対応した560 床の高度急性期医療施設となり、文化創造機能には劇場など、交流促進機能はカフェ・コンビニ・子ども英語教育施設などが入る。医誠会は医誠会病院(大阪市東淀川区、327床)と城東中央病院(大阪市城東区、233床)を移転・統合する。23年の施設完成を目指している。

 計画名 IMW計画((仮称)医誠会国際総合病院新築工事)
 用途 病院、劇場、ホール
 事業主 ヒューリック、医療法人医誠会、一般財団法人ホロニクス医学健康振興財団
 設計会社 安井建築設計事務所
 工事会社
 建物階数 北棟=地下1階地上9階建て
南棟=地下1階地上15階建て
道路上空通路=2階建て
 建物最高高さ 北棟=37・25㍍
南棟=69・90㍍
道路上空通路=24・98㍍
 建物延床面積 北棟=2万1983平方㍍
南棟=4万1138平方㍍
道路上空通路=131平方㍍
 建設地 大阪市北区南扇町1-1(地番)ほか
 敷地面積 9222平方㍍
 工事期間 21年6月1日~23年6月30日
 注記 運営主体はホロニクスグループ

【施設計画(事業予定者の提案計画書より)】

【文化創造拠点「扇町ミュージアムキューブ」の施設計画(事業予定者の提案計画書より)】

【プロジェクトの場所】

北側の「もと扇町庁舎用地」(敷地面積4470平方㍍)と南側の「もと扇町庁舎南側用地」(同4683平方㍍)を一体的に活用する。

【予定テナント】
【現場写真ギャラリー】

・20年10月4日=解体工事が進む現地。

・20年9月13日=地下既存構造物の除去工事が始まった。写真上と中は南敷地、下は北敷地。「(仮称)医誠会国際総合病院新築工事に伴う地下既存構造物除去工事」は、医療法人医誠会が発注し、清水建設関西支店が施工している。

・20年8月11日=これから地下部の解体工事が始まる。北側の「もと扇町庁舎用地」(写真上)と、南側の「もと扇町庁舎南側用地」(写真下)。

・20年5月2日=北側の「もと扇町庁舎用地」(写真上)と、南側の「もと扇町庁舎南側用地」(写真下)。いずれも更地になっている。

【脚注】

・20年8月12日=大阪・扇町の病院・劇場など複合施設は21年6月に着工/9階建ての北棟と15階建ての南棟を整備/23年6月末に完成(建設ニュース)

・20年8月7日=地下部分の解体工事が近く始動/大阪・扇町のIMW計画/ヒューリック(建設ニュース)

・19年5月8日=大阪・扇町で埋蔵文化財発掘調査を実施/国際医療センターや劇場など整備/ヒューリックなど(建設ニュース)

・19年1月28日=ボーリング調査を実施/もと扇町庁舎用地の複合施設計画/ヒューリックなど(建設ニュース)

・18年8月24日=ヒューリックGに決定、文化創造、交流促進、国際医療の3拠点を整備/もと扇町庁舎用地・南側用地の売却に向けた公募型プロポ/大阪市(建設ニュース)

・18年8月24日=大阪市水道局「もと扇町庁舎用地及びもと扇町庁舎南側用地売却に関する開発事業者募集プロポーザル」の事業予定者に決定(ヒューリック)

・18年8月24日=もと扇町庁舎用地及びもと扇町庁舎南側用地売却に関する開発事業者募集プロポーザルにかかる事業予定者の決定について(大阪市水道局)

・18年3月1日=もと扇町庁舎用地・南側用地の売却に向けて公募型プロポを公告/予定価格は64億円超/大阪市(建設ニュース)

・18年3月1日=もと扇町庁舎用地及びもと扇町庁舎南側用地売却に関する開発事業予定者をプロポーザル方式により募集します(大阪市水道局)

・18年1月12日=扇町用地売却で事業者を2月中に公募/劇場やイベントホールなど複合施設を想定/大阪市水道局(建設ニュース)

・17年6月27日=劇場やホールなど集客施設整備を活用条件として整理/扇町用地活用方針検討会議の議論内容を公表/大阪市(建設ニュース)