和歌山市は、市役所本庁舎前と旧紀陽銀行和歌山中央支店ビル跡地を「(仮称)城前広場」として一体的に整備する。範囲は東西が約100㍍、南北が約17㍍の計約1700平方㍍で、シンボルツリーのクスノキを残しながら、天守閣を望める範囲にケヤキ、ベンチ、スポット照明などを配置する。東庁舎前に小規模な店舗の設置を検討するとともに、キッチンカーを誘致する。2021年夏の完成を予定している。
和歌山県、和歌山市、紀陽銀行の3者は「公共事業に関する協定」を18年1月19日に結び、検討を進めていた。工事は2区間に分けて整備する。
紀陽銀行は5月5日に和歌山中央支店の営業を終え、「紀陽銀行和歌山中央ビル」の解体に着手した。ビル跡地は紀陽銀行が所有していたが、19年9月に和歌山県と和歌山市がそれぞれ取得していた。