新しい垂水図書館の建設に向けた設計作業が、12月に始まる。垂水駅前の広場や臨時駐車場として使っている敷地に、4階建ての”シンボリック”な図書館を整備する。垂水区の地域図書館の役割を担い、蔵書数は約10万冊以上を予定している。設計後、2023年1月から工事に着手し、24年6月の完成を目指している。
新図書館は現在の垂水図書館から1ブロック西に移転する。新築する建物の地下1階には月極定期利用の原動機付き自転車駐車場を移転、整備台数は200台以上を確保する。地上1階から4階が図書館で、2階がメインエントランスとなる。1階は返却ポストや荷捌きスペースなどに使い、2階はメインエントランスのほか、事務室や閲覧室、3階が閲覧室、4階がペントハウスや屋上広場となる。
閲覧室は、一般書コーナー、児童書コーナー、新聞・雑誌コーナー、参考書コーナーで構成する。そのほか、学習室、おはなしの部屋、セミナー室、展示スペースを設ける。建設地は、神戸市垂水区日向1-4の敷地約2500平方㍍。
垂水駅前では、30階建ての住宅・商業ビルを建設する再開発計画も動いており、こちらも24年度に完成する予定。新図書館と再開発ビルの完成によって垂水駅前が大きく変わる。
【近隣では再開発ビルも計画されている】