大阪・淀屋橋で10月から駅直結の事務所ビル2棟の解体工事が始まる。これを受けて地下と地上をつなぐ出入口3カ所が新たに閉鎖される。御堂筋の東側で、土佐堀通より南のエリアは、「日生淀屋橋ビル」と「大阪信愛ビル」の建て替えですでに出入口2か所が閉鎖されており、今回新たに3カ所が閉鎖されるため、淀屋橋駅から地上に上がる同エリアの出入口が大幅に減ることになる。1日の乗降客数が30万人を超す関西でも屈指の主要駅だけに、ラッシュ時に出入口の混雑などが懸念される。
【10月から事務所ビル2棟の解体工事が始まる】
解体工事が始まるのは、「日土地淀屋橋ビル」と、その南側に建つ「京阪御堂筋ビル」の2棟。両ビルの跡地は、「淀屋橋駅東地区都市再生事業」として一体的に再開発し、28階建ての事務所・商業ビルに建て替える。
解体にともなって、日土地淀屋橋ビルの12号と13号の出入口、京阪御堂筋ビルの11号が10月から閉鎖される。13号の東の15号は「日生淀屋橋ビル」建て替えで、さらにその東の16号は「大阪信愛ビル」建て替えですでに閉鎖中で、御堂筋側から土佐堀通にかけてL字型に連続して5つの出入口が長期間にわたって閉鎖されることになる。
【L字型に5出入口が連続して閉鎖される】
いずれも建て替え後は、出入口を再開する予定だが、もっとも早い15号が2022年10月ごろ、続いて16号が23年1月ごろ、そして今回新たに閉鎖される11、12、13号は25年ごろの計画だ。
淀屋橋駅は、大阪メトロ御堂筋線と、京阪本線の2路線が乗り入れており、いずれも地下駅。1日の乗降客数は、大阪メトロ御堂筋線が約23万人、京阪本線が約11万人の計34万人となっている。