【新規計画】建築家・安藤忠雄氏が寄付する神戸の図書館建設が始動、22年春の開館めざす〈20/9/25新規〉


神戸・東遊園地の敷地内に計画されていた建築家の安藤忠雄氏が寄付して建設する図書館「こども本の森 神戸」の工事が始まった。7月に大阪市北区に開館した「こども本の森 中之島」に続く安藤氏の施設で、対象年齢は主に未就学児から小学生。絵本を中心に図鑑、写真集、児童文学、震災関連など蔵書数は約2万5000冊を揃える。入館料は無料。2022年春の開館を予定している。

【東遊園地の南エリアに建設する】

建物は3階建てで、大阪の「こども本の森 中之島」とほぼ同規模。図書館法上の図書館ではない文化施設として整備し、建物の完成後は神戸市が公の施設として管理する。

建設地は、神戸市中央区加納町6丁目。支障物の解体や樹木の移植などの準備工事を始めた。11月から本体工事に着手し、21年12月の工事完成、22年春の開館を見込む。神戸市は合わせて東遊園地の再整備を進める計画だ。北側エリアにはにぎわい拠点施設などを整備する。

【東遊園地の再整備を進める】