【開業情報】南海・諏訪ノ森駅の旧駅舎が4日から営業始動、カフェやギャラリーなど運営〈20/8/28新規〉


2019年5月に営業を終えた南海本線・諏訪ノ森駅(堺市西区)の旧駅舎が9月4日からカフェやギャラリー、文化教室などとして営業を再開する。国の登録有形文化財にも登録されている旧駅舎は、高架化に向けた工事の一環として営業を終了、2020年に入って曳家(ひきや)工事によって西に25㍍移設された後、内部の改装を進めていた。

木造平屋の旧駅舎は1919年に建設、入り口上方の明り取り窓には、浜寺から淡路島に向かっての海岸の様子が描かれたステンドグラス5枚がはめ込まれるなどの特徴を持つ。98年に浜寺公園駅とともに国の登録有形文化財に登録された。

【旧駅舎に描かれたステンドグラス】

地元自治体の堺市、南海電気鉄道(大阪市浪速区)、浜寺校区まちづくり協議会、特定非営利活動法人浜寺諏訪森を考える会の4者は、旧駅舎の保存・活用を議論し、浜寺諏訪森を考える会がカフェ、ギャラリー、文化教室などを運営することに決まった。施設は不定休で、営業時間は午前10時から午後5時まで。