【新規計画】大阪ミナミの玄関口、人が主体の空間に再編〈20/8/28新規〉


大阪ミナミの玄関口が、車道を歩道化するなど”人”が主体の空間に生まれ変わる。「大阪高島屋」や「なんばマルイ」に面した広場から難波中2交差点までの「なんさん通り」を対象に歩道化し、一般車両は終日進入させず、自転車も押して歩くように求める予定だ。広場空間には飲食提供もできる案内所を開設し、テーブルや椅子も設ける。これから2年間かけて設計を進め、「2025年の大阪・関西万博までの工事完成を目標に進めたい」(南海電気鉄道グレーターなんば創造部)としている。

駅前広場、タクシープール、バス停、パークス通りを広場空間に、なんさん通りをストリート空間に再編する。道路などは大阪市が管理しており、「なんば駅周辺における空間再編推進事業」の一部を南海電気鉄道が市から受託して設計や工事を進める。

【事業予定区域図】

今回の対象エリア内では、広場に加えて、なんさん通りも一般車両の進入は終日禁止し、なんさん通り沿道の商業施設向けなどの荷捌き車両も午前9時から翌午前1時までは通行できないようにする。21年秋ごろには10日間ほどかけて現地で安全性などを確認する実証実験も行う。

南海は、町会・商店街・企業27団体が参加し、11年に設立した「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会」とともに、難波駅周辺の空間再編を検討してきた。その成果を踏まえ、大阪市との公民協働事業として空間再編に取り組む。

大阪のメインストリート・御堂筋は37年をめどに車道を閉鎖し、完全歩道化する目標を掲げているが、御堂筋に面するなんば駅周辺が、先行して人主役の空間に生まれ変わる。