【新規計画】大阪・りんくうタウンに野外音楽堂を整備/21年9月にも誕生/夜市などと組み合わせて観光を活性化〈20/8/25新規〉


大阪・りんくうタウンに常設の野外音楽堂が2021年9月にも誕生する。19年12月にオープンした「関空アイスアリーナ」を中心としたりんくうアイスパーク(大阪府泉佐野市)内に、屋根付きの野外ステージを整備し、日本の伝統芸能や日本人アーティストのパフォーマンスを中心に世界からの旅行者に発信する。ナイトマーケット(夜市)やマルシェなどと組み合わせて、観光の活性化につなげる。

事業名は「(仮称)りんくう野外文化音楽堂整備事業」で、泉佐野市が整備する。音楽堂は市民などが気軽に多目的に利用できる施設とし、多様な演目に対応できる広さを確保、舞台設備は舞台技術者の手を借りずに利用者自身で操作が可能な設備とする。施設は屋根付きの平屋建てで、ステージ部の広さは、幅18㍍、奥行き8㍍、ステージ高さが1-1・5㍍。

イベント利用時には、電源車による電力供給やキッチンカーなどによる飲食、物販を想定、これらの車両が駐車可能な位置に対象施設を整備する。建設地は、泉佐野市りんくう往来北1-23。

【建設地の位置図】

りんくうタウンには、宿泊施設や商業施設の整備が進む一方、エンターテイメントが少ないことから、野外音楽堂の整備によってナイトタイムエコノミーやコト消費の推進につなげる。